日本と海外のクリスマスは全然違う?!

クリスマスの時期になると世界のどの国でも町はイルミネーションに照らされ、サンタさんやデコレーションが街並みを飾ります。日本でもクリスマスは人気のイベントとなっておりますが、実は皆さんがクリスマスの当たり前だと思っているもので日本独特のものが多く存在していることを知っていましたか?今回は日本と海外でのクリスマスの違いについてお話しします。

クリスマスやクリスマス・イブは恋人達の日ではない?!

日本でクリスマスやクリスマス・イブといえばロマンチックなデートを連想します。実際クリスマスに外食するとどのレストランも満席で、どこへ行ってもカップルが多いですね。海外ではクリスマスやクリスマス・イブの日になるとほとんどのレストランは席が空いていたり、そもそもお店自体閉まっていることが多いです。

日本ではクリスマスやクリスマス・イブはカップルと過ごすことが定番かもしれませんが、海外では家族と過ごす方が多いため、逆にデートなどに行っていたら怒られるかもしれません!

また、多くの人は家族と教会に行きます。Christmas(クリスマス)もChrist(キリスト)のmass(ミサ)という意味で、キリスト教の祝日のためキリスト教の方が祝う日となっています。もちろんキリスト教ではない方も多くいらっしゃるので、その場合はクリスマス自体を祝わないことが多いです。キリスト教徒でもあまり熱心ではない家庭もいますので、現代だとミサに出席しない方も増えています。

そもそも、日本でクリスマスやクリスマス・イブが恋人達の一大イベントと定着したのはテレビドラマと音楽の影響と言われています。日本だとロマンチックなイルミネーションも海外では宗教的なものも多く、流れる音楽も祝歌や宗教歌が多いです。日本ではバブル時代に「クリスマス・イブ」、「恋人がサンタクロース」などの歌や90年代もドラマ「クリスマス・イブ」などで恋人と過ごすイメージが定着したようです。海外でも恋人をイメージした歌などはありますが、日本では宗教的な関心がなく、流れる曲はほぼ恋愛に関連するものとなっています。


クリスマスにフライドチキンとクリスマスケーキはない?!

クリスマスに何を食べるか聞かれるとファストフードのフライドチキンとクリスマスケーキ(ストローベリーショートケーキ)という人は多いのではないでしょうか。日本ではすっかりお馴染みのものですが、海外ではこれらはクリスマスとは何の関係もありません。外国の友人にクリスマスはファストフードと言ったら信じてもらえずに笑われてしまうかもしれません。

クリスマスを家族と過ごす海外では基本的に家でクリスマスディナーを食べることが多いです。チキンやターキーのイメージが多いかもしれませんが、ローストハムも定番のメニューです。特にアメリカでは11月にサンクスギビングでターキーを食べているので、1か月後は違うものを食べたいと思う人も少なくないからです。家で作る家庭も多いですが、作るのが難しい場合は買ってくる家庭もいますね。ただし、ファストフードやフライドチキンにする家庭はかなり少数かと思います。基本はローストなので、鳥であれば丸々一匹焼いたのを食べることが多いです。

クリスマスケーキもフライドチキン同様、特に定番ではありません。現在ではケーキを作らない家庭も多いかもしれませんが、デザートを作る場合でも各々の家庭で毎年作るものが決まっていることが多く、「クリスマス=ケーキ」というイメージも特にありません。さらに日本のクリスマスケーキの定番であるストローベリーショートケーキは日本独特のストローベリーショートケーキなのです。海外のストローベリーショートケーキは日本のものとかなり違い、もちろん特にクリスマスに食べるイメージもありません。日本でそういうイメージが定着したのは、うまいマーケテイングのおかげですね。


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日本と海外で様々な差異がありますが、共通するところは宗教や文化に関係なく、子供達はこのクリスマスシーズンをとても楽しみにしていることです。愛や優しさに溢れる日なので、皆さんも良いクリスマスをお過ごしください。


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