日常に溢れている和製英語の中に危険も潜んでいます!日本では普通でも海外ではネガティブな意味も!

今や非常に多く溢れている和製英語。日常の会話でも欠かせなくなっていますよね。
しかし日本語になっている以上、オリジナルの意味やニュアンスからは多少なりとも違った形になっているものがほとんどです。

ネイティブと英語で話している際に、何気なく和製英語を英語として使ってしまって、意味が通じなかったり誤解を生んでしまった経験をお持ちの方もおられるのでは?

そんな日本語で用いると便利でもありながら、英語として用いる場合には注意しなければならない和製英語を一挙にご紹介していきます。

 

ネイティブ

先ほど使ったこの言葉も和製英語の一つ。
日本語だと、いわゆる「母語話者」という意味になりますが英語で使う場合は注意が必要です。
何故かというと、「native」だけだと「先住民」や、もっと言えば「野蛮人」のような見下したニュアンスを持つ場合もあるからです。
きっちり「native speaker」と言うようにしましょう。

 

ナイーブ

和製英語だと「無垢な、素直な」といったプラスのニュアンスで用いますが、英語で「naive」というとネガティブに「無知な、未熟で幼稚な」という意味で用いられることが多いです。
和製英語の「ナイーブ」的な意味だと、「innocent」や「sensitive」といった言葉に変換する必要があります。

 

メリット

和製英語だと「有利」や「利点」といった意味で使いますね。
しかし、「merit」は「価値のある」や「とりえ、長所」など微妙に違うニュアンスの意味なのです。
「メリット」は「merit」と言うのではなく「advantage」と言い換えましょう。

 

ハーフ

和製英語だと「混血の」という意味ですね。しかし「half」は当然「半分」という意味であり、「He is half.」と言っても意味が通りません。
また、「half blood」という表現は確かに「混血の」という意味になりますが、英語圏では血筋や人種という問題はデリケートな話題ですので、ここまであからさまな表現はネガティブなニュアンスに捉えられかねません。
ですから和製英語の「ハーフ」という意味を表現したいなら、「mixed」を使うべきでしょう。他に、少し堅苦しい嫌いがありますが「dual heritage」という表現もあります。

 

プリント

学校で先生に配られる紙のことを我々日本人は「プリント」と呼びますが、英語で「print」と言えば「印刷」「版画」「印刷物」。そのような意味はありません。
プリントのことを英語では「handout」と言います。

 

ドンマイ

日本語だと励ますニュアンスで用いられる言葉ですが、元となっている英語の「Don’t mind」にそのような意味はありません。
英語で「Don’t mind」が用いられるのは許可をお願いされたときなどで、「私は構いませんよ」というように”自分が気にするのかどうか”を表現するときだけです。
励ましを表現したいなら、「Don’t worry about it.」「Never mind.」などが適切です。

 

マイペース

「my pace」は日本語で言うところの「マイペース」の意味にはなりません。
「at my own pace」が適切な表現です。

 

ケースバイケース

「case by case」は文字通り「個別に」や「一件ずつ」という意味であり、「場合による」という意味にはなりません。
「It depends」というピッタリの表現があるので、こちらを使いましょう。

 
いかがでしたでしょうか。この他にも様々な和製英語があります。
会話中にふと耳に入ってきた和製英語があったとき、その本来の意味、英語での適切な表現を調べてみたらいかがでしょうか。
きっと英語力の向上に繋がると思いますよ。

 

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