簡単に訳せない日本語:恥ずかしい/着る/やさしい

 海外に行って、学校で習ったはずの英語の単語や表現を使ったにもかかわらず、ネイティブスピーカーにうまく伝わらなかったり、誤解が生じたりすることってありませんか?
 その原因の一つは、日本語では一言で言えても、英語ではいろいろなシチュエーションで使い分けなければならない単語や表現があるからです。ここでは、よく間違えそうな英単語3選をご紹介します。

「恥ずかしい」(shy, embarrassed/embarrassing, ashamed)

1. shyは、人の性格を表します。

よって、「人がまわりにいると、いつも恥ずかしい。」のようなシチュエーションで使うことができます。

⇒ I am always shy when there are people around.


2. embarrassed/embarrassing は、他人の前で、何か決まりが悪いことが起こったときに使います。

よって、学校のみんながいる教室で、先生の「質問に答えられなくて恥ずかしかった。」のようなシチュエーションで使うことができます。

⇒ I was embarrassed when I couldn’t answer the question.

*主語が人であれば、embarrassedを、主語が物事であれば、embarrassingを使います。



 
3. ashamedは、罪の意識を感じるときに使います。

よって、「息子の(よくない)行為を恥ずかしく思っています。」のようなシチュエーションで使うことができます。

⇒ I am ashamed for my son’s actions.

「着る」(wear, put on)

1. wear は、「着ている」状態を表します。

よって、「仕事でいつもスーツを着ている。」のようなシチュエーションで使うことができます。

⇒ I always wear a suit at work.


2. put onは、「着る」動作を表します。
よって、寒くなってきたから「セーターを着なさい。」のようなシチュエーションで使うことができます。

⇒ Put on a sweater.

「やさしい」(gentle, kind)

1. gentleは、外面的なふるまい、態度がやさしいことを表します。

よって、「お年寄りにはやさしくしてください。」のようなシチュエーションで使うことができます。

⇒ Please be gentle with the old.


2. kindは、思いやりや情といった内面的な心がやさしいことを表します。

よって、「彼は奥さんにやさしい。」をHe is kind to his wife.と書けば、彼の内面のやさしさを示します。




いかがでしたでしょうか?どれも日常よく使われる簡単な英単語です。ちょっと意識して使い分けてみることで、ネイティブスピーカーとのコミュニケーションが、より円滑になると思いますよ。


English Next Doorでは無料お試しレッスンを提供しています!ご興味がありましたらこちらから。