英国王室について学ぼう!~女王の歴史~

つい最近ヘンリー王子のご結婚で話題となった英国の王室。日本では現在女性が女帝になることはできないのですが、海外の女王や女帝の話は日本でもよく知られており、特にイギリスの現女王エリザベス2世は世界中から愛されております。そこで今日は女王についての歴史を少し学ぼうと思います。例えば、現女王エリザベス2世の誕生日は4月21日ですなのですが、英連邦王国に属する各国でクイーンズバースデー(Queen’s Birthday)として公式に式典などが催されるのは6月前後です。これは日本と違って現女王の誕生日を祝日にしていないからなのです。

イギリス王室は、いつから始まったのか?

イギリス王室は、ノルマン系フランス人ウィリアム1世がイングランドを征服したことから始まりました。1066年でした。よって、現在のエリザベス2世は、ウィリアム1世の子孫ということです。41代目5人目の女王です。

歴代のイギリス女王の名前と功績は?

Mary I: 1553 – 1558
エリザベス1世の異母姉であるメアリー1世。ブラッディメアリー(血まみれのメアリー)の別名があります。プロテスタント教徒をことごとく弾圧したからです。スペイン王フィリペ2世と政略結婚をしましたが、子供は生まれませんでした。


Elizabeth I: 1558 – 1603
一生独身を貫いたため、バージンクイーン(処女王)の別名を持つエリサベス1世。カトリック教徒のメアリー1世から弾圧を受けて、ロンドン塔へ幽閉されていました。しかし、1558年にメアリー1世が後継者を残さず亡くなったため王位を継承。スペインの無敵艦隊を破るなど、イングランドを強国にしました。


Anne: 1702 – 1714
ステュアート朝最後の女王。1707年に、イングランド王国がスコットランド王国を併合。大ブリテン王国の初代君主となりました。プライベートでは、デンマークの王子との間に18人の子供をもうけたが、どの子も早逝してしまいました。


Victoria: 1837 – 1901
63年7ヶ月と、エリザベス2世に次いで在位が長い女王。大英帝国全盛期のシンボル。1851年の第一回ロンドン万国博覧会を成功させて、イギリスの技術と存在を世界にアピールしました。また、1876年にインド女帝として即位しました。プライベートでは、最愛の夫アルバート公との間に4男5女をもうけ、のちに子女はヨーロッパの各王室へ嫁ぎました。


Elizabeth II: 1952 –
現女王。イギリス史上最長の君主。


 いかがですか?イギリスの王室や女王の歴史は、知れば知るほど興味深いです。イギリスを訪れた際には、これらの知識をもって、宮殿や王族の肖像画を観てみるとより面白いと思いますよ!


English Next Doorでは無料お試しレッスンを提供しています!ご興味がありましたらこちらから。