日本語では似ていても、英語では大きな違いがあったりするので気を付けましょう!

日本語は主語を省略しても意味は伝わりますが、英語は主語を省略すると意味が伝わらなくなってしまいます。主語というのは文の主役のことで、「誰がどうする」や「何がどうなる」の「誰が」や「何が」を表す言葉のこと。動詞というのは「どうする」や「どうなる」の部分のことで、動きや状態を表す言葉です。study(勉強する)やwork(働く)、 go(行く)など。

基本的に英語では主語の「誰が」や「何が」を省略できません。例えば、I study English(私は英語を勉強する)という文の場合、日本語では主語の「私が(は)」を省略して「英語を勉強する」だけでも意味は伝わりますが、英語で「I(私)」を省略してしまうと「Study English(英語を勉強しろ)」という違う意味になってしまいます。「英語では主語を省略すると意味が伝わらない」ということを覚えておきましょう。

英語では主語を先頭に置いて続いて動詞を置きます。主語は次の4パターンから選んで文を組み立てます。この4パターンの主語が頭に入っていると、英文のバリエーションが増えるので覚えておくと便利ですよ。

① 人
② モノ
③ 動作
④ This/ThatまたはThis/That+名詞

4パターンの主語「人」「モノ」「動作」「This/ThatまたはThis/That+名詞」を説明します。

 

主語が人

まずは主語を人(I・You・We・He・She・Theyなど)にした場合、次のように文を組み立てます。

例:
I like English.(私は英語が好きです)
We studied English.(私たちは英語を勉強しました)
They enjoy learning English.(彼らは英語学習を楽しんでいます)

 

主語がモノ

主語に「人」ばかりではなく、「モノ」を使うといろいろな文を組み立てることができます。

例:
The book contains useful information.(その本には有益な情報が含まれています)
The company hired more workers.(その会社はより多くの従業員を雇いました)
The newly opened restaurant across the street is very busy.(通りの向いに新しくできたレストランはとても混んでいます)

 

主語が動作(動名詞)

主語が「動作」というのは、「動詞」を「名詞」の形で表す「動名詞」を使います。「動名詞」とは、「動詞(~する)」を【動詞+ing】の形に変えて、「~すること」という名詞の形で表すことです。例えば、動詞read(読む)の動名詞はreading(読むこと)で、動詞watch(見る)の動名詞はwatching(見ること)です。

例:
Reading books is my hobby.(本を読むことが私の趣味です)
Watching fireworks makes me happy.(花火を見ることは私を幸せにしてくれます)
Going to Australia is her dream.(オーストラリアに行くことが彼女の夢です)

ちなみに、これらの表現を「動名詞」が主語ではなく、次のように「人」を主語にして表現することも可能です。

I like reading books.(私は本を読むことが好きです)
I feel happy when I watch fireworks.(私は花火を見ているとき幸せを感じます)
She dreams of going to Australia.(彼女はオーストラリアに行くことを夢見ています)

ですが「人」を主語にするより「モノ」を主語にしたほうが、より英語的で軽快な印象になりますよね。

 

主語がThis/ThatまたはThis/That+名詞

最後はThis/Thatが主語のパターンです。ここでのThis/Thatは「前の文で伝えたこと」をまとめて、「このこと/そのこと」という意味になります。さらに、This/Thatに名詞をプラスしてThis idea(このアイディア)やThat information(その情報)といったアレンジも可能です。

例:
This reminds me of you.(これは私にあなたを思い出させる)
This information is useful for me.(この情報は私にとって有益です)
That is what I thought.(それが私が考えていたことです)

 

いかがでしたか?今回のテーマで押さえておきたいポイントを以下にまとめました。
① 英語は日本語と違って主語を省略すると意味が伝わらない
② 4パターンの主語は、「人」「モノ」「動作」「This/ThatまたはThis/That+名詞」

4パターンのうち主語を「人」にすることがいちばん簡単ですが、「モノ」や「動作」、「This/ThatまたはThis/That+名詞」も主語に使えると、表現の幅がぐっと広がります。ぜひ使ってみてくださいね。

 

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