よく間違われる英単語: Borrow/Lend/Rent/Lease

英語にするとよく間違える単語に「借りる」や「貸す」があります。「borrow」や「rent」は英語でそれぞれ違う意味があるのに、日本語にするとなぜか全部「借りる」になる。今日はよく間違えられる単語4つ「borrow」「lend」「rent」「lease」に絞って教えます。

金銭的な取引がない場合

Borrowの使い方
「borrow」 は「人から(無料で)借りる」という意味で、主に人から何かを借りる時に用いられます。
例:「May I borrow your pen?(ペンを借りてもいいですか。)」
特に気を付けるのは「金銭的な取引が発生しない」貸し借りになります。


Lendの使い方
「貸す」という意味に関連した3つの使い方をします。

①「人に(無料で)貸す」
「I will lend my pen to my friend.(友達にペンを貸してあげます。)」
②お金自体を貸すという意味で用いられることもります。
「Please lend me two hundred dollars.(200ドル貸してください。)」
③実際の物の貸し借りではない「力を貸す」時にも「lend」を使います。
「Lend me a hand.(手を貸してください。)」

Lendにはお金自体の貸すという行為はあるものの、原則的に上の2つの単語を使用した際には金銭のやり取りの発生しない場合を指します。


金銭的な取引が発生する場合

「borrow」と「lend」と違い、「rent」「lease」は金銭が発生するので、どちらも「(有料で)借りる」という意味が含まれます。

Rentの使い方
「rent」は日本でも「レンタル」というように車やDVD、アパートや部屋などに使います。
例:「We will rent a car.(私たちは車を借りる。)」

Leaseの使い方
「lease」は正式な契約を結んで有料でその期間物や建物・土地などを貸すことを意味します。
例:「I am leasing my land to some foreigners.(私は自分の土地を外国人の人たちに貸している。)」


ただ違いは分かっても瞬時に出てこない時や、「lend」と「rent」の発音の違い苦戦する可能性もあります。そこでおススメしたいのが「use」という単語です。皆さんご存知の通り「使用、使う」という意味の単語です。実は今までの例文は「use」を用いて書き換えることが可能なのです。

・「Could I borrow your pen?」→「Could I use your pen?(あなたのペンを使ってもいいですか。)」
・「I lend my pen to my friend.」→「I let my friend use my pen.(友達にペンを使わせる。)」
・「Please lend me two hundred dollars.」 →「 Could I use your two hundred dollars. I will return it to you.(200ドル使ってもいい?あなたに返すから。)」

このように少し説明を加えながらも”use”を使って言いたいことは十分に伝えることが可能になります。
もちろん「borrow」「lend」「rent」「lease」の使い分けが出来るのが一番理想的ではありますが、とっさに混乱した時の対応方法として覚えておくといいでしょう。


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