英語で「すみません」と「よろしくお願いします」はなんて言うの?

私たちがよく使う「すみません」と「よろしくお願いします」は、万能で便利な言葉です。ですが、これらを英語にするときは、状況によって表現を使い分けなければなりません。今回は「すみません」と「よろしくお願いします」を英語で表現するときの便利なフレーズをまとめました。


英語で「すみません」は「I’m sorry」と「Excuse me」だけではない
日本語の「すみません」は、さまざまな場面で使われる便利な言葉です。例えば、「ごめんなさい」という謝罪の意味だったり、「ありがとう」という感謝の意味だったり、「お願いします」という依頼の意味だったり、または誰かを呼ぶときにも使ったりしますよね。日本語では全部「すみません」で通じますが、英語ではシチュエーションによって使う言葉を変えなければなりません。
(例)
・謝るとき → I’m sorry.
・軽く謝るとき → My bad.
・深く謝るとき(すみませんでした) → I’m really sorry to trouble you.
・感謝の気持ちを伝えるとき → Thank you. / Thanks.
・誰かにぶつかったとき → Excuse me. / Sorry.
・(レストランなどで)店員を呼ぶとき → Excuse me.
・お店に入って店員が見当たらないとき → Hello?
・ちょっと席をはずすとき → I’ll be right back. / I’ll be back soon.


日本語では「ありがとう」という感謝の気持ちを表す場面でも「すみません」と言うことがよくありますが、英語では「Sorry」ではなく「Thank you」を使います。また、謝罪の意味での「すみません」は、「I’m sorry.」の後にその理由を付けることもあります。
(例)
・I’m sorry I’m late.(遅れてすみません)
・I’m sorry for the rush.(急がせてしまってすみません)
・I’m sorry to trouble you when you are so busy.(お忙しいところすみません)


英語には「よろしくお願いします」にぴったり当てはまる言葉がない
「すみません」と同様に日本語の「よろしくお願いします」も、さまざまな場面で登場する便利な言葉です。はじめましての挨拶のとき、会話やメールなどの締めの言葉としてよく使いますよね。しかし英語には「よろしくお願いします」にぴったり当てはまる言葉がありません。英語ではシチュエーションによって使う表現が異なります。
(例)
・一緒に働けることを楽しみにしています → I look forward to working with you.
・これから頑張ります → I’ll do my best.
・お返事をお待ちしております → I look forward to your reply.
・早めのお返事よろしくお願いします → I hope to hear from you soon.
・またお会いできることを楽しみにしています → I look forward to seeing you soon.
・お会いできてよかったです → It was nice meeting you. / Nice meeting you.
・ご協力いただけますと助かります → Your help would be greatly appreciated.
・(依頼した内容を)よろしくお願いします→ Thank you for your help in advance.
・ご協力よろしくお願いします → Thank you for your cooperation.
・何かご質問ありましたらお知らせください → Let me know if you have any question.
・本年もどうぞよろしくお願いいたします → Happy New Year to you!
・トムによろしく(カジュアルな表現) → Please say hello to Tom.
・お父様によろしくお伝えください (かしこまった表現)→ Please send my regards to your father.


また、何かを依頼するような場合の「よろしくお願いします」は、「Can you (Could you)~?」または「Would you~?」で表現できます。英語では「〇〇をよろしくお願いします」という表現よりも、「○○していただけますか?」というように、はっきり依頼するのがポイントです。
(例)
・Could you please give me your response by tomorrow? (明日までにご返答いただけますか?)
・Would you please answer the letter.(手紙にお返事くださいますか?)


いかがでしたか?日本語の「すみません」も「よろしくお願いします」もさまざまな場面で使える便利な言葉ですが、英語では状況によって使う言葉が異なります。「自分のどんな気持ちを表現したいのか」や「状況ごとに自分が何を伝えたいのか」ということを考えて、適切な表現を使うことが大事です。


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